Singularity Society 第3回 BootCamp 中間発表

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シンギュラリティ・ソサエティは「未来の創造者」たちのネットワーク作り・プロトタイプ作成・ビジネス設計・起業の場を提供することを目的としています。

2023年に開始した、内発的動機を持つ主にエンジニアの参加者により、約1年間でアプリケーションやサービスをゼロから立ち上げることを目指す、長期型のインキュベーションプログラムがSingularity Society BootCampです。BootCampは他のインキュベーションプログラムとは異なり、**必ずしも起業化や法人化などを目的としていません。**企業に属しながらプライベートの時間を使って自身のプロジェクトを進めている人、フリーランス、もちろんスタートアップのチームもいます。

BootCampをきっかけに起業する人、スタートアップに参加する人、非営利的なプロジェクトを共同で行う人など、人的交流の場でもあります。

第3回目も多くの参加者に集まっていただき、様々なプロジェクトが進行しています。当初は40チームほどありましたが、5ヶ月経過し、約30チームが継続して開発を行っています。

最終的なゴールへ向け折り返し地点でもあるので、それぞれのチームの互いの状況の確認と参加者同士の交流の目的も含め、リアルイベントで中間発表を行いました。

まず冒頭に挨拶を兼ねて、中島聡が現在実験的に開発をしているMulmoChatの紹介がありました。

続いて参加者の発表です。今回の中間発表では、以下のような特徴的なプロジェクトが複数見られました。

など、多様な分野で挑戦が進められています。それぞれのチームが、自らの関心と得意分野を活かしてプロジェクトに取り組んでいます。

明確に作りたいプロダクトがあり、そこに向かって紆余曲折しながら進んでいるチームや、技術ドリブンで技術検証から入ってプロダクト探しに迷っているチームなど様々なチームがあります。思い切ってアイデアを捨ててピボットしたり、似たような課題を持った人たちがチームを作るなど、ダイナミックな交流もあります。

BootCampは起業を目的としておらず、プロジェクトの結果は評価しないため、できる限り会社や学校では取り組めないような大きな課題に挑戦することをSingularity Societyでは推奨しています。1年では成果にたどりつかなくても継続していくことが可能です。課題が大きければ大きいほど、周りの人も力になってくれる可能性が大きく、やるべきことも増え、競合も減るので、できる限り大きな課題を目指すことは重要です。最も重要なのは、プロジェクトに対する想いです。その想いが熱ければ熱いほど、巻き込み力は増していきます。

Firebaseの登場によりフロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアに垣根がなくなったように、SupabaseなどのBaaS、Vercelなどのツールとvibe codingで、エンジニア、デザイナー、PMの垣根もかなりなくなりました。デザインが苦手な部分、プロジェクト管理や壁打ちもLLMを活用して少人数や1人ででき、MVPまでのプロダクト開発は、やる気さえあればどのようなバックグラウンドの人でも短期間で実現化が可能になりました

今の時代に必要なのはやる気と、手を動かすことです。アイデアを形にし、多くの人にヒアリングして、課題を発見し解決していく、そのプロセスを高速で回転させていく必要があります。

Singularity Societyは、そうした創造者たちが集い、刺激し合いながら未来を形にしていく場を、これからも作り続けていきます。

次の半年で、どんな新しいプロダクトが生まれるのか、今から楽しみです。

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