経済に「目覚めた人」が増えたのは良い。でも…
2025年12月19日
ここ数年、TwitterやYouTubeのおかげで、経済の話をする人が一気に増えた。 これは間違いなく良い変化だと思う。 昔は「経済=専門家のもの」で、多くの人は最初から思考停止していた。 ただ、その代償として、少し厄介な現象も同時に起きている。 1. 「分かった気になる」設計が強すぎる SNSやYouTubeの経済コンテンツは、とにかく分かりやすい。 結論は強く、敵と味方は明確で、話は単
なぜ著名な投資家は「歴史」を学び、歴史を書き続けるのか
2025年12月16日
金融市場における短期的な価格変動は、政治的事件、スキャンダル、自然災害、あるいは市場参加者の感情といった偶発的要因に強く左右される。一方で、10年単位の長期的な資産価格や産業構造の変化は、歴史的に繰り返されてきた構造要因――信用循環、技術革新、人口動態、覇権国家の興亡――によって高い説明力を持つ。本稿では、ジム・ロジャーズ、レイ・ダリオをはじめとする著名投資家が、なぜ歴史を重視し、歴史書を書くに至
Invent or Die 2 中島聡 × 井上智洋
2018年10月19日
シンギュラリティソサエティ主催「Invent or Die」第2回イベントにおける中島聡氏と経済学者・井上智洋氏の対談。AIとITによる雇用への影響、技術的失業、所得格差の拡大、アメリカの中間所得層の没落などを分析。フライとオズボーンの「雇用の未来」論文を基に、職業消滅ではなく雇用削減の問題を議論。クリエイティブ系職業の所得分布がロングテール型になる可能性や、ベーシックインカムの必要性について語る。
Invent or Die 1 - 中島聡 × 夏野剛
2018年8月24日
シンギュラリティソサエティNPO立ち上げローンチイベントにおける中島聡氏と夏野剛氏の対談。人工知能による社会変化、日本の失われた30年、経団連の課題、技術革新による産業構造の変化などについて議論。バブル崩壊後の日本の低迷とIT革新の関係性、世界企業の時価総額ランキングの変遷、日本企業の経営課題などを分析。テクノロジーを操る立場になることの重要性を説く。