未来の社会のあり方

未来の社会のあり方

シンギュラリティソサイエティ内で、以下の記事から議論に発展して行きました。

中国のソフトウェア開発者、米中貿易戦争の影響でGitHubが利用できなくなる可能性を懸念

斉藤 - それは素直に困りますね…。 斉藤 - でもそんなことになったらGitHubは”オープンソース”のHubを最早語れませんね。 有本 - GitHubは影響大きすぎて金盾されないと言われていますが、それを逆手にとって反996運動なんかで使われていますが、これが天安門事件にも広がったらマジで制限されるかもしれませんね。 有本 - まぁ、たぶん回避方法は考えられるでしょうけど、今はどうなるかわからない状況ですね。 斉藤 - 技術者の善意だったり、好奇心だったり、汗水の結晶だったりが政治に使われるのは嫌ですね。 有本 - いつの時代も政治と技術は表裏一体です。研究費のために政治を利用することもありますからね。しかし、ソフトウェアはfreeであってほしいですね。 斉藤 - 確かに…軍事利用とか 有本 - インターネットも、自動運転も最初はDARPA系の研究ですからね。 有本 - できることとしたら、トランプさんみたいなリーダーが、世界各地で、でてこないように、世の中を技術で支えていくという方向ですかね。 斉藤 - 企業が国と切り離されるのがいい気がします。 ちょっと話ずれますが、最近知り合いと話していたんですが、国が物理サーバーなら仮想化して企業は国連か何かが管理するDocker上でコンテナとして運営できると嬉しいです。 有本 - 国という概念も縮小されていくのが良いですよね。物理的な機能だけ(インフラ、治安など)国に残して、教育、保険などは国を超えた別のレイヤーでサービスを提供する。教育、保険などは営利にすると、価格高騰サービス低下になるので、組合的な仕組みにして。そうして外交とは軍事も減らして行く。 物理的な国は、そこの国の滞在している人に税金を取るような仕組みにして。 斉藤 - 国家をクリーンアーキテクチャで設計したい… 有本 - そういう妄想&アイデアが重要になっていきます! 有本 - 現代は物理レイヤにこだわりすぎです。もう仮想レイヤーで生きている人が多くなってきましたからね。 斉藤 - ノマドがいい例ですよね 有本 - そうですね。ノマドじゃなくても、SNSでなにかしら活動している人は仮想レイヤですからね。 有本- このソサイエティでも、仮想レイヤと言えます。GitHubも。 斉藤 - そういえばエストニアの電子政府はそういった趣旨なんですかね。 斉藤 - だったら他も追随して欲しい 有本 - あーー、たぶんそうなんでしょうね。 有本 - エストニアは国のサイズが小さいから実験的に行えているのでしょうね。 有本 - 大きな国はなかなか動けないので、企業が帝国化して徐々に変化していくのですかね。その間に国は衰退して。しないかなー。 斉藤 - 国の仮想化の話は国民や法人の流動性が高まっていかないと進まないでしょうね。それよりも企業に対する雇用の流動性が高まっているので、企業の仮想化が先に起きますかね。それだったら一国の中で行えるので有り得そう 斉藤 - 今はDocker的な仕組みはなくてもフリーランス、業務委託で実質起きています。これがもっと仕組み化されるとか。 斉藤 - あ、CrowdWorksはその仕組と言えるのか 有本 - ランサーズもそんな取り組みしていますね 斉藤 - もっと低レイヤ(会社法とか)でサポートされると企業のバックヤードが楽になるので嬉しいと思うんですけどね 有本 - ただ、話戻ると、そういうのが進んでいくと、できる人には仕事が集中しますが、そうじゃない人が取り残されて、トランプさんみたいな人が世界各地にでてくるので、仮想化した先に取り残された人々に希望を提供する仕組みも必要なんですよね。 斉藤 - そうですね 斉藤 - ソフトウェアじゃないのでコピーできないし 有本 - 機会化進むと単純労働も減っていきますし。 有本 - BIでなにもしないで良いというのも、社会と接点をもたなくなるので、それもよくないかもしれません 斉藤 - それは思いますね。自己肯定感なくなったら鬱患者増えると思います 斉藤 - マズローでいう社会欲求が満たされない 有本 - 大幅に価値観を変えて、子供の頃のままに絵を書いたり、歌ったり踊ったり、好きなことを追求できる世の中にしていくのですかね。スポーツ好きな人は、下手でもずっと続けたり。 有本 - 勉強向いてない人は無理にする必要もないですし。 有本 - 今は金銭的価値に交換できないものは、大人になるとなかなかできないですからね。 斉藤 - 今の価値観上にいる自分では想像できませんが、社会的欲求すっ飛ばしても、自己表現を承認されれば心の平静は保てるんですかね。 自己実現まで行き着けば大丈夫そうでうが。 斉藤 - 仮にみんながBIで養われたら大丈夫なのかな 斉藤 - 引用 金銭的価値に交換できないものは、大人になるとなかなかできない これは可処分時間の問題もありそうですね 有本 - 俺は仕事しているのに、あいつは遊んでいて!みたいな理由で白い目で見ると思うので、社会がそうなったら変わるでしょう 斉藤 - あぁ、でもそんな未来はみんなパチンコ(かソシャゲ)してそう 有本 - 最終的にはマトリックスみたいに、仮想空間内で生きるのかも。。。 斉藤 - 今思えば、マトリックスの仮想空間の中でやっている仕事って無駄ですよね 有本 - 会社でしている仕事の半分くらいも無駄ですよw 有本 - 国家レベルで衣食住と安全を確保する仕事量のが定義できれば、今の先進国は、その何倍も無駄に仕事をしていると思います。 有本 - 紛争がなければ軍事いらないし、無駄な消費させる必要がなければ、広告なんかもいらないですからね 有本 - 経済成長ってなんなんだろう?と考えることもあります 斉藤 - そのムダは生物が自律的に活動することとのトレードオフなのかもですね。 斉藤 - 今、おっきな塊のプログラムがマイクロサービス化して同じ現象になっていますよね。 有本 - マイクロじゃないですねw 有本 - 恐竜が巨大化したようなものなんですかね。それで適用するか、自滅するか。 有本 - 環境や社会的な問題が複雑化して、それを乗り切れるか、取り返しがつかなくなるか。 斉藤 - 生物界でも赤潮みたいなことありますからね。そうならないよう、できることを頑張りたいですね 有本 - そうですね。できることから。

www.singularitysociety.org

この記事をシェア

関連記事

記事一覧に戻る