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アイデア
- アイデアだけには全く価値はありません。アイデアを現実的な形で作り込み、ユーザに使ってもらうことこそが価値があります。
- あなたが思いついたことと同じアイデアを1万人以上の人が思いついています。それを実際に作り、サービスとしてリリースする人は1万人のわずかうち数人です。
- 1万人以上の人が同じアイデアを思いつくので、アイデアを秘密にしておく必要はありません。みなさんに共有しフィードバックを得ましょう。いくら良いアイデアでも、実現するのは大変ですし、実現する過程で同じものを作ることはないのでマネされる心配は不要です。あなたが2009年にAirBnBのアイデアを聞いても絶対にマネをしないはずです。
- プロダクトのローンチは早すぎでも遅すぎてもだめです。facebookやtwitterのようなアイデアやサービスは多数ありましたが、早すぎるサービスはユーザが集まりませんでした
- みんなが褒めるアイデアはだめかもしれません。みんなが価値を理解できることは、もう遅いアイデアです。
- 批判が多いアイデアは価値がある可能性があります。Googleだって、AirBnBだって、最初はかなり否定をされました。
- 馬鹿げたことを掘り下げる、そこに価値があるかもしれません。
- 尖った人、数人が共感し、その他の人が批判するアイデアはもっとも可能性を感じます。
Product
- プロダクトを作る過程で様々な課題や新たな発見があります。作り、使うことこそが、アイデアをブラッシュアップする唯一の方法です
- 失敗の回数だけ進化します。早く試して早く失敗しましょう。
- 失敗を早くするためには、まずは簡単な方法でためしましょう。大きな変更をした後に、それを戻すのは大変です。
- 推測はやめてできるだけ客観的な数値で評価できるようにしましょう。その仕組を作りましょう。
フィードバック
- プロダクトを見せて人に意見を聞く場合は、そのプロダクトを真剣に使ってくれる人の意見が重要です。お金を払ってでも使いたいと言って、実際に払ってくれる人の意見は最も重要です。立派な肩書でも、真剣に使ってくれない人の意見は、聞く価値はありません。今、そのプロダクトを使ってくれているユーザこそが最も真剣にプロダクトの事を考えています。
- 〇〇の機能があれば使うけど、今は使わない、、、という人は、〇〇の機能を追加しても使うことは絶対に有りません。条件付きで使うという人の意見は聞く必要はありません。
- 〇〇の機能がほしい、という人には、いくら払う?と聞きましょう。その人が、本当にその機能を欲しているなら、具体的な金額を提示してくれるはずです。そうでない場合は、単なる思いつきです。
- プロダクトを使ってフィードバックを送ってくれるユーザはとても重要です。普通の人は、だめだと感じたらフィードバックも送らないで使わなくなるだけです。
出典
https://github.com/SingularitySociety/societys_statement/blob/main/development/Product.md