SlashGPTのマニュフェストファイルの解説
SlashGPTは、No CodeでLLMエージェント/LLMアプリを作成、利用できるツールです。
マニュフェストファイルと呼ばれるJSONファイルを記述するだけでLLMエージェント/LLMアプリを作成できます。
詳細はREADMEにも記載されていますが、それを分野ごとに分類し、ファイルを構成する内容を解説します。
マニュフェストファイルについて
LLMモデル関連
LLMエージェントで利用するLLMモデルを指定
- model (string, optional): LLM model (such as “gpt-4-613”, the default is “gpt-3-turbo”)
- そのLLMエージェントで使うモデルを指定する
- temperature (string, optional): Temperature (the default is 0.7)
- モデルに渡すtemperature
CLI表示関連
SlashGPTのCLI動作時に、CLIの出力として使われる設定(LLMエージェントの動作に影響なし)
- title (string, required): Title for the user to see
- Agent起動時(切替時)に表示される
Activating: Main Dispatcher
- bot (string, optional): Agent name
- LLMエージェントからの応答時に表示される名前
botname: Hello, I am bot.
- you (string, optional): User name. The default is You({agent_name}).
- 入力のプロンプトや、functionの動作後、再度ユーザの入力を問い合わせる時などに表示される
You(simple)
Sample
LLMの動作検証やユーザへの例として、サンプルクエリ(LLMエージェントの動作に影響なし)
- sample (string, optional): Sample question (type “/sample” to send it)
- 事前の用意するpromptへの問い合わせの内容を記述する
- prefixがsampleで始まるkeyは、全てsampleとして実行可能
- sample_1に記述すれば /sample_1 で利用可能
CLI表示 + システムプロンプト
- intro (array of strings, optional): Introduction statements (will be randomly selected)
- Agent起動時(切替時)に表示され、promptにも渡されるシステムメッセージ
システムプロンプト
システムメッセージとしてLLMエージェントに渡すシステムプロンプト
- prompt (array of strings, required): The system prompts which define the agent (required)
- LLMに渡すシステムプロンプトの文
- 以下のtemplate記法は、置換される
- {now}
- “%Y%m%dT%H%M%SZ” 形式の日付
- {resource}
- resource要素のファイルの中身に差し替えられる
- resource (string, optional): location of the resource file. Use {resource} to paste it into the prompt
- {random}
- list内のデータをランダムに置換する
- list (array of string, optional): {random} will put one of them randamly into the prompt
- {now}
- 以下のtemplate記法は、置換される
- LLMに渡すシステムプロンプトの文
ユーザの入力の変換
ユーザの入力をLLMエージェントにわたすときに、ユーザのメッセージ/クエリーを加工したり、funcitonsの設定をする
- form (string): format string to extend user’s query (e.g. “Write python code to {question}”).
- LLMに渡すメッセージ。{question}部分がユーザの入力となるため、入力をラップして渡すことができる
- functions (string, optional): location of the function definitions
- LLMに渡すfunctionsの設定
funcitonの返却値関連
LLMエージェントからfunctionの結果が戻ってきた場合の動作を指定する。
動作は大きく分けて2つ。
actionが指定されている場合は、actionに定義されているapiアクセスか、templateによる表示がされる
notebook, moduleが指定されている場合はPythonのコードが実行される
-
actions (object, optional): Template-based function processor (see details below)
- actionsのkeyとfunctionの戻り値の関数名がマッチしたものが実行される
- typeにより動作を指定する
- rest
- graphQL
- data_url
- message_template
- typeにより動作を指定する
- actionsのkeyとfunctionの戻り値の関数名がマッチしたものが実行される
-
notebook (boolean): create a new notebook at the beginning of each session (for jupyter2)
- notebookでPythonを実行する
-
module (string, optional): location of the Python script to be loaded for function calls
- 指定されているPythonコードのファイルを実行する
-
result_form (string): format string to extend function call result.
- notebook, moduleの実行結果をformatする
その他
- skip_function_result (boolean): skip the chat completion right after the function call.
- 通常はfunctionの戻り値はそのままLLMエージェントにわたすがその動作をSKIPする
embeddings
embeddings関連の設定
- embeddings (object, optional):
- name (string, optional): index name of the embedding vector database
機能として未利用
- about (string, optional): About the manifest (URL, email, github id, or twitter id)
- マニフェストファイルなのか説明しています。
まとめ
マニュフェストを構成する要素を説明しました。
実際のマニュフェストファイルはこちらにあるので上記の説明を参考にこれらのファイルを参照してください。
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