Nouns Map
2022年ロシアのウクライナ侵攻をみて、自分たちでもなにかできないかと「世界平和のためにテクノロジーでできること」をテーマにピースハッカソンを行いました(レッドインパルス(株)さんとSingularitySocietyとで共催)。
そのハッカソンで優秀賞に選ばれた「ピースマップ」というコンセプトに中島さんが共鳴しプロジェクトがスタートしました。
中島さんコメント
ベースになったのは、ハッカソンで、ユニバックチームさんのピースマップという作品です。世界で、戦争に巻き込まれた人が、自分のいる場所にピンを立てて、世界中の人に、世界のどこで戦争が起こっているかを知らせるというサービスです。ッカソンで作ったにしては、良く出来ていると思ったのですが、「戦争が起こっている」というバイナリー情報だけでは、価値が少ないので、もう少し広げて、(戦争も含めた)災害すべて(地震、雷、台風、雪崩、津波、崖崩れ、暴動、自動車事故、…)を目撃した人が、写真やビデオを位置情報付きでアップロードするサービスにすると、幅広く使ってもらえるし、メディアとしての価値も出るので良いな、と思いました。災害版のInstagramのようなイメージです。
見せ方のほうは、Instagram/Twitterのようにタイムラインではなく、地図ベースにして、東京で地震があると、地図上で東京に、写真、映像、テキストがどんどんと投稿される感じです。」
さらに当時一番進んでいるDAOと言われていたNounsDAOにこのプロジェクトを提案して、数十Etherを提供してもらうという活動軸も組み合わせて実験的にすすめていくことになりました。そしてNounsDaoの特徴である赤いメガネをアイコンにサービス名もnounsMapと決まりました。
NounsDAOではDAOメンバーしか提案できない、数十Eatherを要求する本格的なプロジェクト提案のほかに、オープンに誰からも提案を受け付けてDAOメンバーが投票をおこない上位数チームに数Eatherを援助するプロップハウスという仕組みがあります。
そのPropHous round-4に提案を行いました。 全体で52 proposal があるなかで10個のプロジェクトまでが2ETH を獲得できるという条件でしたが、惜しくも14位でした。
https://offchain.prop.house/nouns/round-4/123
提案は採用されませんでしたが、Nounsの活動を通してNounsDAOJapanのメンバーと知り合いました。そのなかで行われている、Nouns全国バトンリレー の軌跡を公開中のサービスに投稿してもらうということも行いました。
このように、その時々の社会で発生したことを考えながら、DAO等最新テクノロジーでできることを実際にすぐに実験してみる、体験してみる、つくってみるということが仲間と進められるのもSigularitySocietyの魅力です。