Manus AI の買収事例は世界中にチャンスが有ることを物語っている

Manus AI の買収事例は世界中にチャンスが有ることを物語っている

Manus AI の買収事例から見えてくるのは、「米国のスタートアップには勝てない」という考えが、単なる思い込みに過ぎないという事実です。

Manus は中国系のチームによって立ち上げられ、地政学的・イメージ上のリスクを回避するためにシンガポールに拠点を構えました。これは、グローバル市場を前提に戦略的な意思決定を行った好例だと言えます。

AI 系サービスの多くは、UI を極限までシンプルに設計すれば、言語依存を最小化した「ほぼノンバーバル」な形で提供できます。その結果、どの国のチームであっても、グローバル向けのプロダクトを作りやすい環境が整っています。

日本特有の業務慣行や文化に最適化された、いわゆるガラパゴス的なサービスを考えるよりも、最初からグローバル市場で通用するサービス/ツールを狙ったほうが、成長の機会は圧倒的に大きいでしょう。

AI で何かを作る際、最初の取っ掛かりがニッチであること自体は問題ではありません。重要なのは、その先に見据える市場を「ニッチ」ではなく「グローバル」に設定することです。

LLM の基盤モデルや半導体チップといった領域は参入障壁が極めて高い一方で、Agentic なサービスやその周辺レイヤーは、まさにこれからが本番です。ここには、まだ無数のチャンスが残されています。

海外のサービス動向、最新の論文、実際のユーザーニーズを継続的に調査しながら、一歩先を行くプロダクトを設計すれば、グローバルに伸びる可能性は十分にあります。

だからこそ、AI プロダクトを作るときは、常に「世界で使われるか?」という視点を持つことが重要です。

舶来のサービスをありがたがり、そのノウハウを消費・共有するだけで終わるのではなく、自分たち自身で世界に挑戦する小さなプロダクトを作る。

それを公開し、仲間を集め、実際に世界に出していく。

そうした試みを、もっと当たり前のように増やしていきたい。

まだまだチャンスはいくらでもあります。

今こそ、世界を前提にしたプロダクトづくりに踏み出しましょう。

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