MulmoClaude:会計プラグインに時系列チャート用 API、レポートの行クリックで台帳ジャンプ、貸借対照表の期間ショートカット

MulmoClaude:会計プラグインに時系列チャート用 API、レポートの行クリックで台帳ジャンプ、貸借対照表の期間ショートカット

会計プラグイン:時系列チャート用 API が追加

会計プラグインに getTimeSeries という新しい指示が追加されました。Claude に「四半期ごとの売上を 2 年分グラフにして」「今期の純利益を月次で見せて」と頼むと、月次 / 四半期 / 年次 の粒度で売上 / 経費 / 純利益 / 残高をまとめた時系列を 1 回のやり取りで返してくれます。

これまでは月ごとに何度もレポートを呼び直して横に並べる必要があり、特に 3 月決算(Q1)など非カレンダー年度の本 だとつなぎ目がずれる弱さがありました。今回は決算月設定を尊重して期間を組み立てるので、FY2026 = 2025年4月〜2026年3月 のような 令和N年度方式 の集計もそのまま正しく出ます。

会計ロールのサンプル質問にも 2 つ追加されているので、ロールを切り替えた直後の例から試せます。

貸借対照表 / 損益計算書 → クリックで台帳に飛ぶ

会計の 貸借対照表 (B/S) と損益計算書 (P&L) で、各行(勘定科目)が クリック可能 になりました。気になる科目の行を押すと、その勘定の 元帳(Ledger)タブ に絞り込まれた状態でジャンプします。

「資産が想定より多いのは何の口座だろう?」と感じたら、その行を押すだけで内訳が並ぶ画面に切り替わる、という流れです。キーボード操作にも対応していて、Tab で行を選んで Enter / Space でも開けます(B/S の「当期純利益」行だけは元になる勘定がないので、これまで通りクリック対象外)。

貸借対照表に「先月 / 先四半期 / 昨年」ショートカット

B/S の「いつ時点の数字を見るか」を選ぶ箇所に、Shortcut ドロップダウン が追加されました:

カレンダーベースで自動計算されるので、月末の数字を確認したいときに日付を打ち直す必要がなくなりました。逆に手で日付を編集すると、ドロップダウンは「カスタム」表示に切り替わります。8 言語の翻訳もそろえてあります。

仕訳一覧:行クリックで詳細パネル、その場で編集

会計の仕訳一覧(Journal)も、行を押すと 詳細パネル が下に展開する形に変わりました:

さらに、編集ボタンを押すと 同じ場所に編集フォームが開く ようになりました。これまでは編集すると画面の上の方にフォームが現れていたので、行を見ながら編集する操作が落ち着くようになります。

仕訳一覧そのものも、「+ 新規仕訳」とフィルタ列とヘッダ行は固定 で、明細だけスクロールする split-scroll に。長い仕訳リストを下まで眺めても、列見出しが画面に残ります。

プラグイン開発者向けの足回り整備

裏側では、プラグインを書く人向けの API 整備とドキュメント更新 が一段落しました。プラグインが受け取るランタイム(useRuntime())が型付きで使えるようになり、書き間違いが減ります。docs/developer.md の Plugin Development セクションも、最近変わった作り方(namespace + メソッド + パスのタプル / 自動生成 / エラー境界 / lint ルール)に合わせて全面的に更新済みです。

利用者には直接見えませんが、これによって今後追加されるプラグインがより安定した足場の上に載るようになります。

これで到達した地点

会計プラグインが、「数字を見る → 内訳に潜る → その場で編集する」 が画面遷移なく一連で行える形に揃ってきました。時系列 API も入り、Claude に「グラフを作って」と頼んだときの返答が一段速く正確になっています。3 月決算など非カレンダー年度を扱う日本の中小事業者にも、今日から馴染みやすい挙動です。

この記事をシェア

関連記事

記事一覧に戻る