ルーズな人は、自分のコストを他人に払わせている

ルーズな人は、自分のコストを他人に払わせている

仕事をする上で、とても大切だと思っていることがあります。

締め切りを守らない人。

会議や約束に遅れる人。

途中で別の仕事を割り込ませる人。

遅れることを事前に報告しない人。

連絡もなく来ない人。

こうした行動は、一見すると「本人がルーズなだけ」に見えます。しかし実際には、それ以上の問題があります。

それは、自分のルーズさを他人のコストで補っているということです。

締め切りが遅れれば、待つ人がいます。

会議に遅れれば、他の参加者の時間が失われます。

優先順位を勝手に変えれば、周囲は予定を組み直さなければなりません。

遅れることを伝えなければ、相手は「何かあったのではないか」と確認や調整に時間を使います。

つまり、自分が負担すべきコストを、周囲に肩代わりさせているのです。

しかも、このコストは見えにくいものです。

数分待つ時間。

スケジュールの組み直し。

状況確認の連絡。

予定変更による集中力の途切れ。

一つひとつは小さく見えても、組織やチームでは積み重なると非常に大きな損失になります。

だから私は、「締め切りを守る」「遅れるなら早めに伝える」「来られないなら連絡する」ということは、能力ではなく相手への敬意だと思っています。

もちろん、誰にでも予期しないトラブルはあります。遅れること自体が問題なのではありません。

問題なのは、相手が困ることを知りながら、それを相手に負担させることです。

成果を出し続ける人は、時間を大切にします。そして、自分の時間だけでなく、相手の時間も同じように大切にします。

時間は、お金よりも取り戻せません。

相手の時間を尊重できる人には信頼が集まり、その信頼が大きな仕事やチャンスにつながっていきます。

逆に、相手の時間を軽く扱う人は、どれだけ能力があっても、周囲は安心して仕事を任せることができません。

仕事の成果は、才能だけでは決まりません。

約束を守ること。

状況を共有すること。

相手の時間を尊重すること。

こうした一見当たり前の積み重ねこそが、長期的には最も大きな成果を生み出すのだと思います。

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