夜に仕掛けて、朝に見ます。
Claude Code の枠は緑になっていました。終わっています。Codex の枠は琥珀色で、承認を聞いたまま止まっていました。こちらは朝までの時間がまるごと無駄です。
Antigravity の枠は、昨夜と同じ色でした。
動いているのか、終わっているのか、画面を開くまで分かりませんでした。
止まらないが、終わりも分からない
並列で動かす道具に求めることは、だいたい2つです。途中で止まらないこと。そして、終わったら教えてくれること。
Antigravity は前者を満たして、後者を満たしません。
作業の区切りを外に知らせる仕組みが、いまのところ配線されていません。つまり「始まった」も「終わった」も、外からは分かりません。音も鳴りませんし、画面の色も変わりません。
結果として、止まらないけれど、終わったことも分からないという状態になります。放っておけますが、いつ戻ればよいかは自分で決めることになります。
配線されていない、の意味
ここで言う「配線されていない」は、できないという意味ではありません。
区切りを知らせるには、CLI の側にそれを出す仕組みが必要です。フックのように、決められた場面でこちらのコマンドを呼んでくれる作りか、作業の記録を順に追記していくファイルがあるかです。Claude Code は前者を、Codex は両方を持っています。
Antigravity がどちらかを持っているかどうかは、調べられていません。持っていないのか、持っているのに読む側を作っていないのかが、区別されていない状態です。対応表では、こういう場所に印を付けずに残してあります。
番号を誰が決めるか
続きから始める仕組みはあります。ただ、番号を決めるのは Antigravity 自身です。
起動すると会話ごとの番号を自分で作ります。続きから始めるときは --conversation にその番号を渡します。
Claude Code や Grok のように、こちらが番号を決めて渡す作りではありません。外から管理する側から見ると、起動したあとで番号を探して、こちらの一覧と結びつける手間が要ります。
skills の置き場所
Claude Code 向けに書いた skills を使いたいことがあります。
Antigravity は .agents/skills.json というファイルを読みます。ディレクトリごとに置く形なので、worktree を切って並列に動かすなら、worktree ごとにこのファイルが要ります。
Grok と Muse は違っていて、.claude/skills を自分で見に行きます。Claude Code 用に書いたものが、そのまま使えます。Antigravity はこの点で一手間あります。
使った量
トークンの数は記録されます。残りの文脈がどれくらいかも出ます。
金額は出ません。金額を出すには、使ったトークン数のほかにモデルごとの単価の表が要りますが、それが用意されているのは Claude Code だけです。
残りの枠を示す目盛りも出ません。これを出すには、提供している側が枠の情報を公開している必要があります。
並べて動かす
ターミナルを分割して複数立ち上げれば、並べること自体はできます。承認で止まらないので、tmux で分けて放っておく使い方とは相性がよいです。
数が増えたときに困るのは、終わったかどうかを見に行く必要があることです。5つ動かしていると、5枚とも開いて確かめることになります。
npx mulmoterminal@latest

MulmoTerminal は7つの CLI を同じ画面に並べます。枠を選ぶときに Antigravity も選べますし、git の worktree も枠ごとに切られます。
ただし、色が変わるのは Claude Code と Codex の枠だけです。 Antigravity の枠は、動いていても終わっていても同じ見た目です。道具の差を隠さずにそのまま出しているので、並べると違いが分かります。
まとめ
Antigravity は承認で止まりません。並列で放っておく用途には向きます。
その代わり、終わったことを知らせる仕組みが配線されていないので、戻る時機は自分で決めることになります。止まらないことと、様子が分かることは別です。両方が要るなら、いまのところ Claude Code か Codex になります。
- Antigravity CLI の入門
- MulmoTerminal —
npx mulmoterminal@latest - 対応表の原文
