設定を直そうとして、置き場所を探します。
Claude Code は .claude/ にありました。Codex は ~/.codex/。Cursor は .cursor/。だいたいこのあたりだろう、という勘が効きます。
Muse の記録を探したとき、その勘が外れました。ファイルではなかったからです。
記録は database に入ります
続きから始める仕組みはあります。番号を決めるのは Muse 自身です。
ほかの道具は、記録をファイルとして置くものが多いです。Claude Code は会話の記録をファイルに書き、Codex は rollout という追記していくファイルを作ります。
Muse は session-index.db という database の行として持ちます。続きから始めるときは resume に番号を渡し、あわせて --workspace も渡します。作業場所まで一緒に指定する形です。
外から管理する側から見ると、番号を探す先がファイルではないので、扱い方が変わります。
skills はそのまま読みます
.claude/skills を自分で見に行きます。Claude Code 用に書いたものが、写しも変換もなしに効きます。
この作りは Grok と同じです。Codex は一度 ~/.codex/skills に写しますし、Antigravity は .agents/skills.json という別のファイルを読みます。
Claude Code と行き来しながら使うなら、ここが揃っているのは楽です。
MCP は機械ごとに入ります
外部の道具をつなぐ仕組みの入れ方も違います。
Claude Code と Codex と Copilot は、起動するときに設定を渡せます。セッションごとに別のものを向けられるので、枠ごとに違う道具をつなげられます。
Antigravity と Cursor はディレクトリごとのファイルを読みます。Muse は機械ごとのプラグインとして入ります。一度入れると、その機械のすべてのセッションに効きます。
並列で動かすとき、セッションごとに別の接続先を向けたい場合は、この差が効いてきます。
文脈の残りが出ない理由
使ったトークンの数は記録されます。ただし数え方が少し粗く、モデルを呼ぶごとに記録される形です。
ここは問題になりません。足し合わせれば合計は出ますし、どの細かさで記録されていても合計は合計です。
問題になるのは別のところです。残りの文脈がどれくらいかを出すには、使った量のほかに全体がどれくらいあるかが要ります。Codex も Grok も Antigravity も、この数字を公開しています。Muse は公開していません。
そのため、外側で「このモデルならこれくらい」という表を持っておいて、そこから補うことになります。表に無いモデルが出てくれば、残りは出せません。
承認は飛ばせます
--yolo を渡せば、確認を省いて進みます。並列で放っておく用途には向きます。
状態を外に知らせる仕組みは配線されていないので、終わったかどうかは画面を見るまで分かりません。
並べて動かす
npx mulmoterminal@latest
MulmoTerminal の枠で Muse を選べます。worktree も枠ごとに切られますし、.claude/skills もそのまま効きます。
使った量の表示は出ます。残りの文脈の割合は、モデルが表にあれば出ます。枠の色は変わりません。
まとめ
Muse は、skills をそのまま読む点で Claude Code と揃っています。一方で記録の持ち方と MCP の入り方が他と違い、自分の文脈の広さを公開していないので、残りの割合だけは外から補う形になります。
道具が増えると、こういう「同じことをする別のやり方」が積み重なります。並べて動かす仕組みを作る側から見ると、その一つ一つが分岐になります。
- Muse Code CLI の入門
- MulmoTerminal —
npx mulmoterminal@latest - 対応表の原文
