.claude/skills の中身が、いつの間にか増えています。
最初は1つか2つでした。よく使う調べ方を書いて、次にチームの書き方を書いて、間違えやすい手順を足して。半年経つと、自分では覚えていない手順まで入っています。
書いた本人より、こちらのほうが覚えています。
別の CLI を試そうとして、まず考えるのはここです。
3通りに分かれます
7つのコーディング CLI を同じ枠組みで動かして調べると、扱いは3つに分かれました。
| 扱い | CLI | 中身 |
|---|---|---|
| そのまま読む | Claude Code, Grok, Muse | .claude/skills を自分で見に行く |
| 写してから読む | Codex | ~/.codex/skills に写される |
| 別のものを読む | Antigravity | .agents/skills.json をディレクトリごとに |
Copilot と Cursor は、この仕組みを持っていません。
そのまま読むもの
Grok と Muse は、.claude/skills を自分で見に行きます。Claude Code 用に書いたものが、何もしなくても効きます。
これは他社の道具が Claude Code の置き場所を読みに行っている、ということです。置き場所が事実上の共通形になりつつあると見ることもできます。
写してから読むもの
Codex は ~/.codex/skills を読みます。元の場所とは別です。
ただし写す仕組みがあるので、手で置き換える必要はありません。書いた内容を要約した一文が、最初の指示として渡される形になります。
写しである以上、元を書き換えたあとに写し直しが要ります。並列で動かしているときに片方だけ古い、という状態が起こりえます。
別のものを読むもの
Antigravity は .agents/skills.json を読みます。形式も置き場所も別です。
厄介なのは、ディレクトリごとに置く形だということです。並列で動かすときに worktree を切ると、worktree ごとにこのファイルが要ります。
worktree は作業を分けるために切るものなので、数が増えます。5つ切れば5つ、9つ切れば9つです。1つ書き換えたら、全部に行き渡らせる必要があります。
並列で効いてくる
1つだけ動かしているなら、どの扱いでも大差ありません。最初に一度用意すれば済みます。
並列にすると差が出ます。
そのまま読む3つは、worktree を何個切っても元の .claude/skills を見ます。1か所直せば全部に効きます。
写す形は、写し直しの時機を気にすることになります。別のファイルを置く形は、worktree の数だけ用意が要ります。
同じ資産を使っているつもりで、枠によって中身が違うという状態が、いちばん困ります。
確かめ方
いま何が読まれているかは、それぞれの置き場所を見れば分かります。
ls .claude/skills/ # Claude Code, Grok, Muse がここを読む
ls ~/.codex/skills/ # Codex はここ
cat .agents/skills.json # Antigravity はこれ
worktree を切って並列に動かしているなら、worktree ごとに3つ目を確かめることになります。
並べて動かす
npx mulmoterminal@latest
MulmoTerminal は7つを同じ画面の枠に並べて、枠ごとに worktree を切ります。.claude/skills に置いたものは、Claude Code・Grok・Muse の枠でそのまま効きます。
Codex の枠には写され、Antigravity の枠にはディレクトリごとのファイルが書かれます。仕組みの差は消えませんが、用意する手間は枠を作るときに済みます。
まとめ
.claude/skills は、Claude Code だけのものではなくなりつつあります。他社の2つが自分から読みに行っていて、1つは写して使い、1つは別の形を用意しています。
並列で動かすなら、どの扱いかを知っておく価値があります。worktree の数だけ手間が増えるのか、1か所で済むのかが変わります。
- MulmoTerminal —
npx mulmoterminal@latest - 対応表の原文

