Meta Muse Code CLI 入門 - インストールとログイン・初期設定

Meta Muse Code CLI 入門 - インストールとログイン・初期設定

Meta Muse Code は、Meta が提供する AI コーディングエージェントです。中身は Meta の大規模言語モデル Llama 系列をベースにした「Muse Spark」というコード特化モデルで、ターミナル(文字入力の画面)で動かします。MulmoTerminal は、この Muse Code を含む複数の AI エージェントを並列に動かすコックピットなので、MulmoTerminal で Muse を使うには、まず Muse Code CLI(muse コマンド)のセットアップが必要です。

この記事では、「Muse って Meta のどのサービスのこと?」というところから、インストール・ログイン・初期設定までを、非エンジニアの方向けに解説します。


どの「Muse」を入れればいい?

Meta の AI 関連サービスは、名前が似ていて紛らわしいので最初に整理します。MulmoTerminal で使うのは、この中の一番下の Muse Code CLI だけです。

サービス 何をするもの MulmoTerminal で使う?
Meta AI(meta.ai、WhatsApp 等) チャット・画像生成(会話するだけ) −
Llama(モデル本体) オープンソースの言語モデル。単体では UI なし −
Muse Spark Llama を元にしたコード特化モデル 中で使われる
Muse Code CLI(muse コマンド) ターミナルで動く AI エージェント ○ ← これ

つまり Muse Code CLI は「Muse Spark というモデルを、ターミナルから操作するための道具」です。Meta AI のチャットや Llama 単体では、ファイルを読み書きしたりコマンドを実行したりはできません。コードや文書を実際に操作してくれるのは Muse Code CLI だけです。

すでにスマホで Meta AI を使っている方も、Muse Code CLI は別途インストールが必要です。


必要なアカウント(料金)

Muse Code CLI を使うには、Meta developer アカウント(dev.meta.ai で作れる無料アカウント)が必要です。そのうえで、次のどちらかの方法でサインインします。

方法 内容
ブラウザサインイン(おすすめ) Meta developer アカウントでログイン。従量課金が自動で有効になります
API キー 事前に発行したキーを環境変数 META_API_KEY に設定して使う。CI や自動化向け

料金はトークン従量課金です。使った分だけ月末または一定額に達した時点で請求されます(定額プランもありますが、個人で試す範囲なら従量で十分です)。無料枠はドキュメント上明記されていないので、まずは少額で試してください。

Meta Managed Account(MMA、企業配布のアカウント)の方は、ブラウザサインインが使えません。 必ず API キーでのログインになります。


インストール

ターミナル(Windows は PowerShell)を開いて、OS に合わせて次のコマンドを実行します。管理者権限は不要ですが、Windows では UAC(ユーザーアカウント制御)の確認が出ることがあります。

macOS / Linux

curl -fsSL https://dev.meta.ai/install.sh | sh

Windows(PowerShell)

irm https://dev.meta.ai/install.ps1 | iex

インストールが終わったら、同じ画面で次を実行して、muse コマンドが入っているか確認します。

muse --version

バージョン番号(例: muse 1.x.x)が表示されれば成功です。「コマンドが見つかりません」と出た場合は、一度ターミナルを閉じて開き直してからもう一度試してください(PATH が反映されていないだけのことが多いです)。


ログイン

ターミナル(Windows は PowerShell)で次を実行します。

muse

初回はいくつか質問が表示されるので、画面の案内に沿って進めます(環境によって表示は多少変わります)。

1. フォルダの信頼を聞かれたら — 「Trust this folder」を選んで Enter を押します。Muse Code CLI が今いるフォルダの中のファイルを読み書きしてよいかの確認です。

2. サインイン方法を選びます — 「Sign in with browser」(ブラウザでサインイン)と「Paste API key」(API キーを貼り付ける)が出てきます。初めての方は上の Sign in with browser を選んで Enter を押します。

3. ブラウザが自動で開きます — Meta developer のログイン画面が表示されるので、登録済みのアカウントでログインします。すでにログイン済みのブラウザでは、次の承認画面にそのまま進みます。

4. 「Authorize」をクリック — Muse Code CLI からの接続を許可する画面が出たら「Authorize」(承認する)を押します。

5. ターミナルに戻ると完了 — 「Signed in」と表示されれば、ログイン完了です。そのまま muse の対話画面に入ります。

うまくいかないとき

動作確認

ログイン後、muse の対話画面で次を入力してみてください。

/help

利用できるコマンド(/new、/clear、/resume、/plan など)の一覧が表示されれば、Muse Code CLI は正しく動いています。試しに「このフォルダに何がある?」と日本語で聞いてみても大丈夫です。ちゃんと ls のようなコマンドを使って、中身を見てから答えてくれます。

Windows の方へのひとこと — Muse Code は Windows でも動きますが、音声入力(Alt+V)や複数セッション間メッセージングなど、一部機能は macOS / Linux のみです。基本の「対話してコードを書いてもらう」機能は Windows でも問題なく使えます。


次のステップ

Muse Code CLI が動いたら、あとは MulmoTerminal の中で呼び出すだけです。MulmoTerminal は Claude Code、OpenAI Codex、Muse Code などを同じ画面に並べて使えるコックピットなので、「同じ指示を複数の AI に投げて結果を比べる」といった使い方ができるようになります。

参考リンク

関連記事

この記事をシェア

関連記事

記事一覧に戻る