OpenAI Codex は、OpenAI が提供する AI コーディングエージェントです。MulmoTerminal は、Claude Code と並んでこの Codex も「乗せられる」エンジンのひとつとして扱えるため、MulmoTerminal で Codex を使いたい方は、最初に Codex のセットアップが必要です。
Codex にはいくつか種類がありますが、MulmoTerminal から動かすのに必要なのは、ターミナルで動く「Codex CLI」だけです。この記事では、その見分け方と、インストール後のログイン・初期設定を、非エンジニアの方向けに解説します。
インストール手順の詳細(Node.js の入れ方や PATH の通し方など)は、OS ごとに違います。 Node.js のインストールが済んでいない方は、先に OS 別の準備記事(Mac編 / Windows編)をご覧ください。この記事は、その中で出てくる「Codex CLI とは何か」「ログインでつまずいたとき」を補足するものです。
どの「Codex」を入れればいい?
OpenAI の「Codex」は、いくつかの場所・アプリで使えます。ざっくり整理すると次のとおりです。
| アプリ・場所 | 内容 |
|---|---|
| ChatGPT 内の Codex(Web) | ブラウザの ChatGPT から、クラウド上で作業を任せる |
| IDE 拡張(VS Code / Cursor / Windsurf) | エディタに組み込んで、開いているファイルを編集してもらう |
| ターミナル版(Codex CLI) | ターミナルから codex コマンドで起動 ← MulmoTerminal で使う |
つまり「Codex」はひとつの製品名で、どこで動かすかによって見た目と使い方が変わる、という作りになっています。だから「ChatGPT で Codex を使ったことがある」からといって、ターミナル版が入っているわけではありません。
MulmoTerminal で使うのは、この表の中の「ターミナルで動く Codex」= Codex CLI だけです。これを入れるのがこの記事のゴールです。
必要なアカウント(料金)
Codex CLI は無料プランでは使えません。次のどちらかが必要です。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| ChatGPT の有料プラン(おすすめ) | Plus / Pro / Business / Edu / Enterprise のいずれかに加入していれば、追加料金なしで Codex を使える。ログインは ChatGPT のアカウントで行う |
| OpenAI API キー | 従量課金。開発者向け |
個人で MulmoTerminal から使うなら、chatgpt.com で Plus または Pro プランに加入しておくのが一番簡単です。ChatGPT のサブスクリプションに Codex の利用枠が含まれているので、API キーを別途発行する必要がありません。
インストール
Codex CLI は、OS によっていくつか入れ方があります。好きな方法を 1 つ選んでください。
Mac / Linux(Homebrew):
brew install --cask codex
Mac / Linux(公式インストーラ):
curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh
Windows(PowerShell):
powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://chatgpt.com/codex/install.ps1 | iex"
どの OS でも使える方法(Node.js が入っていれば):
npm install -g @openai/codex
Node.js の準備がまだの方は、OS 別の記事(Mac編 / Windows編)で先に Node.js を入れておくと、npm install -g @openai/codex がそのまま使えて迷いません。
インストールが終わったら、ターミナル(Windows は PowerShell)で次を実行して、バージョンが表示されれば成功です。
codex --version
ログイン
インストールが終わったら、ターミナル(Windows は PowerShell)で次を実行します。
codex
初回は、ログイン方法を聞かれます(環境によって順番や表示は多少変わります)。
1. ログイン方法を選びます。「Sign in with ChatGPT」(ChatGPT でサインイン)を選びます。ChatGPT の有料プランに加入している方はこちら。API キーを使う方は「Use API key」の方を選びます。
2. ブラウザが自動で開きます。ChatGPT のログイン画面が表示されるので、登録済みのメールアドレスや Google アカウントでログインします。
3. 「Authorize」をクリック。接続を許可する画面が出たら「Authorize」(承認する)を押します。すでに ChatGPT にログイン済みのブラウザでは、この画面が出ずにそのまま完了することもあります。
4. ターミナルに戻るとサインイン完了。「Signed in」や完了メッセージが表示されたら、Enter キーを押して Codex のプロンプトに進めます。あとは話したいことをそのまま入力すれば、Codex が応答してくれます。
うまくいかないとき
- ブラウザが自動で開かない場合。ターミナルに表示される URL をコピーして、自分でブラウザに貼り付けて開いてください。ログイン後に表示される案内に従えば完了できます
- ログインし直したいとき。
codex logoutでサインアウトできます。もう一度codexを起動するとログインからやり直せます - 「サブスクリプションが見つからない」と言われる場合。ChatGPT の有料プラン(Plus / Pro など)に入っているアカウントでログインしているか確認してください。無料アカウントでは Codex CLI は使えません
- エラーで進めなくなったとき。エラーメッセージをそのままコピーして、ChatGPT に「どうすればいい?」と貼り付けて聞くのが近道です
動作確認
ログインできたら、Codex のプロンプトで何か軽く話しかけてみます。たとえば、
今いるフォルダのファイルを一覧して
と入力して、ファイル一覧が返ってくれば、Codex CLI は正しく動いています。終了するときは /exit と入力するか、Ctrl + C を 2 回押します。
セッションの状態は /status、使うモデルの切り替えは /model、プロジェクトの約束事を Codex に伝えるファイルは /init で作れます。今は覚えなくても大丈夫で、MulmoTerminal からの操作に慣れてから少しずつで十分です。
次のステップ
Codex CLI が動いたら、あとは MulmoTerminal から Codex を呼び出せるようになります。MulmoTerminal 側の設定(どのフォルダで動かすか、Claude Code と Codex のどちらを使うか、など)は、プロジェクトページの手順をご覧ください。
