Mac でローカル LLM を動かすなら何を選ぶか(2026 年 10 月版:メモリ別おすすめモデルと新しい Mac の見方)

Mac でローカル LLM を動かすなら何を選ぶか(2026 年 10 月版:メモリ別おすすめモデルと新しい Mac の見方)

この記事でやること

Mac でローカル LLM を動かす相談を受けると、聞かれることはだいたい二つです。

  1. 手元の Mac(または買おうとしている Mac)で、どのモデルが動くのか
  2. 動いたとして、使える速さなのか

この半年で、どちらの答えも大きく変わりました。オープンウェイトのモデルは Qwen3.8 世代、GLM-5.3、DeepSeek V4.1、NVIDIA の Nemotron 3.5、Meta の Muse Spark Open と立て続けに出ています。Mac 側では、2026 年 3 月に販売終了していた 512GB の構成が、9 月発表の M5 Ultra 搭載 Mac Studio で戻ってきました。ランタイムでは Ollama が Apple Silicon で MLX を標準にしています。

この記事は 2026 年 10 月下旬時点 の情報で、

を順に整理します。サイズや仕様は、記事末尾の参考資料(Apple の仕様ページ、各モデルの公式リポジトリ、Ollama の公式ライブラリ)で確認した値です。

モデルもランタイムも月単位で入れ替わります。ここに書いた数字は記事の日付時点のものとして読んでください。


1. 速度は「メモリ帯域」で決まる

容量は「載るか」、帯域は「速いか」

Apple Silicon は CPU と GPU が同じメモリ(ユニファイドメモリ)を共有するので、GPU 用の専用メモリが少ないパソコンより大きなモデルを載せられます。ここまではよく知られています。

見落とされがちなのは、文章を 1 トークン生成するたびに、モデルの重みをメモリから一通り読み出す という点です。生成の速さは計算力よりも、この読み出しがどれだけ速いか、つまりメモリ帯域で頭打ちになります。

だから同じ 64GB でも、帯域が倍の機種なら生成はほぼ倍速くなります。逆に、チップの世代が新しくても帯域が狭ければ遅いままです。

ざっくり見積もる式

生成速度の 上限 は、次の式でおおよそ見積もれます。

生成速度の上限(トークン/秒)
  ≒ メモリ帯域(GB/秒) ÷ 1 トークンごとに読む重みの量(GB)

1 トークンごとに読む重みの量(GB)
  ≒ アクティブなパラメータ数(10 億単位) × 量子化のビット数 ÷ 8

例:Qwen3.8-27B(全パラメータが毎回動く「密」なモデル)を 4bit で動かすと、1 トークンごとに約 14GB を読みます。

機種の帯域 上限の目安
170GB/秒(M6 の上位構成) 約 12 トークン/秒
614GB/秒(M5 Max 40 コア GPU) 約 44 トークン/秒
1.2TB/秒(M5 Ultra) 約 85 トークン/秒

実測はこれより下がります。M5 Max でこのモデルの MLX 4bit 版が約 33 トークン/秒という測定があり、上限の 7 割強です。ただし同じ M5 Max でも、設定や文脈の長さによって 10 トークン/秒前後まで落ちたという報告もあります。式は「これ以上は出ない」という天井 として使い、実際はその半分〜7 割、文脈が長くなるとさらに下がると見ておくのが安全です。

MoE は「アクティブな分」だけ読む

最近の大きなモデルの多くは MoE(混合エキスパート)です。全体のパラメータは大きくても、1 トークンごとに使うのはその一部だけです。たとえば Qwen3.6-35B-A3B は全体 350 億のうち、1 トークンで動くのは約 30 億です。

なので MoE は「容量は大きく食うが、速い」という性格になります。ただし小さいモデルほど上の式の天井には届きにくく、ルーティングなどの処理が効いてきます。MoE の実測は、式の天井の数分の一にとどまることも珍しくありません。

メモリは 6〜7 割までしか使わない

モデルのファイルサイズがメモリ容量ぎりぎりだと、動いても実用になりません。macOS 自身とほかのアプリ、そして会話の文脈を保持するキャッシュ(KV キャッシュ)の分が要るからです。長い文書を読ませたりコーディング用のエージェントで使ったりすると、キャッシュは数 GB〜十数 GB に膨らみます。

目安として、モデルのファイルはメモリ容量の 6〜7 割まで に収めてください。


2. 現行の Mac の帯域とメモリ

2026 年 9 月に Mac mini と Mac Studio が新しくなりました。ローカル LLM の観点で整理すると次のとおりです(Apple の仕様ページより)。

機種 チップ メモリ構成 メモリ帯域
Mac mini M6 16 / 24 / 32GB 153GB/秒 または 170GB/秒(構成による)
Mac mini M5 Pro 24 / 48 / 64GB 307GB/秒
Mac Studio M5 Max(32 コア GPU) 36GB 460GB/秒
Mac Studio M5 Max(40 コア GPU) 48 / 64 / 128GB 614GB/秒
Mac Studio M5 Ultra 96 / 256 / 512GB 1.2TB/秒
MacBook Pro M5 Pro 最大 64GB 307GB/秒
MacBook Pro M5 Max(32 コア GPU) 最大 36GB 460GB/秒
MacBook Pro M5 Max(40 コア GPU) 最大 128GB 614GB/秒
(参考)Mac Studio M3 Ultra — 約 819GB/秒
(参考)Mac mini M4 Pro — 273GB/秒
(参考)Mac Studio(2022) M1 Ultra 64 / 128GB 800GB/秒

押さえておきたい点が三つあります。

  1. M5 Ultra で大容量メモリが戻った。 2026 年 3 月、DRAM の供給不足を背景に M3 Ultra の Mac Studio から 512GB の選択肢が消え、256GB も納期が大きく延びました。同じ時期に Mac Pro も販売終了しています。M5 Ultra の Mac Studio は 96GB から始まり、256GB、そして 10 月下旬出荷の 512GB まで選べます。帯域も M3 Ultra の約 819GB/秒から 1.2TB/秒に上がりました。
  2. 「M5 Max」は二種類ある。 GPU が 32 コアの構成は帯域が 460GB/秒でメモリは 36GB まで、40 コアの構成は 614GB/秒で 128GB まで選べます。名前は同じでも生成速度に 3 割ほど差が出ます。48GB 以上を選べば自動的に 40 コア版になりますが、36GB の M5 Max は遅いほうだと覚えておいてください。
  3. Mac mini の入口が上がった。 M6 の Mac mini は 16GB から始まり、米国価格は 899 ドルからです。最大 32GB、帯域は 153〜170GB/秒なので、小〜中型モデル向けの機種と考えるのが妥当です。

古い機種も、帯域で見ると今でも十分に戦えます。2022 年の M1 Ultra の Mac Studio は 128GB・800GB/秒で、生成の速さだけなら 128GB の M5 Max(614GB/秒)より上です。ただし M5 世代は GPU の各コアに AI 処理用の回路(Neural Accelerator)が載っていて、長い入力を読み込む速さ(プリフィル)は M5 世代のほうが有利です。短い質問を何度も投げる使い方なら M1 Ultra でも快適で、長い文書やエージェントのように入力が長い使い方では読み込み待ちが目立ちます。


3. この半年に出た主なモデル

2026 年 4 月中旬から 10 月までに公開された、Mac で動かす候補になるオープンウェイトのモデルです。規模とライセンスは各モデルの公式リポジトリの記載です。

公開 モデル 規模(全体 / アクティブ) ライセンス Mac での位置づけ
4 月 Qwen3.6-35B-A3B 35B / 3B(MoE) Apache 2.0 48GB 以上の定番。速い
4 月 Qwen3.6-27B 27B(密) Apache 2.0 コーディング向けの密モデル
4 月 DeepSeek V4-Flash 284B / 13B(MoE) MIT 4bit で約 150GB。256GB 以上向け
6 月 Gemma 4 12B(と QAT 版) 12B(密) Apache 2.0 16GB の新しい本命
8 月 Nemotron 3.5 Lightning 30B-A3B 30B / 3B(MoE) OpenMDW 1.1 Qwen3.6-35B-A3B の対抗
8 月 Muse Glimmer-30B(Meta) 30B(密) Apache 2.0 24〜32GB。Muse Spark から蒸留
8 月 Qwen3.8-27B 27B(密) Apache 2.0 32GB 前後の新しい本命
8 月 Qwen3.8-Flash-Next 125B / 6B(MoE)+ 51B の n-gram 埋め込み Qwen Community 1.0 4bit で約 112GB。256GB 向け
8 月 GLM-5.3-Flash 320B / 18B(MoE) MIT 4bit で約 178GB。256GB 以上
9 月 DeepSeek V4.1-Flash(10 月 17 日に更新版 1017) 552B / 8〜16B MIT 512GB の M5 Ultra でのみ
10 月 Nemotron 3.5 Bolt E4B 8B(実効 4B) OpenMDW 1.1 16GB 向けの小型
10 月 Nemotron 3.5 Bolt 74B-A9B 74B / 9B(MoE、2bit で約 24GB) OpenMDW 1.1 48GB 以上で試す価値あり
10 月 Nemotron 3.5 Super VL 120B-A12B 120B / 12B(MoE) OpenMDW 1.1 4bit で約 87GB。128GB 向け
10 月 Muse Spark Open(Meta) 816B / 42B(MoE) Muse Model License(独自) 公式は M5 Ultra の Mac Studio 2 台を想定

一方で、クラウドの API だけで提供されていて手元では動かせないものも増えています。Qwen3.7-Plus や Qwen3.8-Omni-Flash などがそうです。DeepSeek V4-Pro(1.6T / アクティブ 49B)や Kimi K3(約 2.8T)のように重みは公開されていても、規模が大きすぎて Mac の範囲を超えるものもあります。

いくつか補足します。


4. モデルごとの得意分野とベンチマーク

ベンチマークの数字は 2 種類ある

ネットで見かけるベンチマークの数字には、性質の違う 2 種類があります。

よく出てくるベンチマークの意味は次のとおりです。

ベンチマーク 何を測るか
SWE-bench Verified / Pro 実在するリポジトリのバグを直せるか
Terminal-Bench ターミナルを操作して課題をこなせるか(エージェント型のコーディング)
LiveCodeBench 競技プログラミング形式の問題を解けるか
AIME / HMMT 高校数学オリンピック級の数学
GPQA Diamond 大学院レベルの理系の知識と推論
HLE(Humanity’s Last Exam) 専門家でも難しい、最難関の知識問題
Tau2 / BFCL / MCP-Atlas ツール呼び出しを正しく使えるか
MMMU-Pro / MathVision 画像を読み取って答えられるか
AA-LCR / MRCR / RULER 長い文脈の中から必要な情報を拾えるか
MMMLU 多言語での知識
AA-Omniscience 知らないことを「知らない」と言えるか。マイナスはもっともらしい誤答が多いことを意味する

第三者による横並び比較

Artificial Analysis の Intelligence Index v4.3(2026 年 10 月 25 日に確認)から、この記事で扱うモデルを抜き出しました。総合指数は 10 種類の評価をまとめた値で、大きいほど高性能です。「推定」は Artificial Analysis が推定値として示しているものです。

モデル 総合指数 Terminal-Bench 4.0 SciCode AA-LCR(長文脈) HLE Omniscience
DeepSeek V4.1-Flash-1017(Max) 45 34% 56% 83% 43% +5
GLM-5.3-Flash 42 33% 52% 80% 40% +7
Qwen3.8-Flash-Next 40 25% 51% 80% 38% −10
DeepSeek V4.1-Flash(9 月版、Max) 39 27% 52% 84% 39% −5
Muse Spark Open(Xhigh) 39 8% 58% 78% 44% +25
Qwen3.8-27B(Xhigh) 34 6% 47% 82% 34% −10
DeepSeek V4-Flash 0731(Max) 34 12% 50% 80% 39% −14
Nemotron 3.5 Super VL 26 0% 48% 69% 31% −4
Nemotron 3.5 Bolt 74B-A9B 21 — — — — —
Qwen3.6-27B 21 0% — 77% 23% −20
Qwen3.6-35B-A3B 18 0% 37% 72% 22% −22
Gemma 4 26B-A4B 17(推定) 1% 40% 66% 19% −51
Gemma 4 31B 15 0% 45% 70% 24% −48
Gemma 4 12B 14(推定) 0% 43% 64% 16% −53
Nemotron 3.5 Lightning 13 1% 32% 60% 11% −18

この表から読み取れることは四つです。

  1. 総合力は、Mac に載せるのに必要なメモリとほぼ比例します。 上位はすべて 256GB 以上が必要なモデルで、32GB 前後で動くモデルの最上位は Qwen3.8-27B の 34 です
  2. ターミナル作業を丸ごと任せるエージェント用途は、小型モデルにはまだ厳しいです。 Terminal-Bench 4.0 では 30B 級以下がほぼ 0〜6% です。ただし Qwen3.8-27B は公式カードの Terminal-Bench 2.1 では 73.0 と高く出ています。ベンチマークの版やハーネスが違うと、結果がこれだけ変わります
  3. 長い文脈を読む力は、小型でも健闘しています。 Qwen3.8-27B の AA-LCR は 82% で、300B 級と並びます
  4. Gemma 4 は事実を聞く用途に注意が要ります。 Omniscience が −50 前後で、知らないことをもっともらしく答える傾向が強く出ています。逆に Muse Spark Open は +25 と、知識の確かさが際立ちます

モデルごとの得意・不得意

公式カードの数字(開発元の測定)と、上の第三者の比較を合わせて整理します。公式カードの数字は、そのモデルの表の中での相対的な強さを見るために使ってください。

32GB 前後までで動くモデル

48GB 以上で動くモデル

256GB 以上が必要なモデル

512GB が必要なモデル

Mac での実測

1 章の式と比べられる、Mac での実測もいくつかあります。

モデル 機種 条件 生成速度
Qwen3.8-27B 4bit M5 Max 128GB MLX、先読み(MTP)あり 文脈なしで 47.0、8K トークンで 36.1 トークン/秒
Qwen3.8-27B 8bit M5 Max 128GB MLX、先読み(MTP)あり 文脈なしで 28.7、8K トークンで 26.4 トークン/秒
Muse Glimmer-30B(約 17GB 版) M4 Max 公式カードの測定 23.7(投機的デコードありで 37.8)トークン/秒
Muse Glimmer-30B(約 17GB 版) M5 Max 公式カードの測定 26.6(投機的デコードありで 50.2)トークン/秒

Qwen3.8-27B の 4bit 版は、1 章の式では M5 Max で上限 44 トークン/秒前後でした。それを 47.0 と上回っているのは、先読み(MTP や投機的デコード)を使うと 1 回の重みの読み出しで複数のトークンを確定できるからです。先読みは、対応しているモデルとランタイムなら積極的に使う価値があります。そして文脈が 8K に伸びただけで 2 割ほど遅くなっている点も、長い会話で速度が落ちることを示しています。


5. メモリ容量別のおすすめ

ここからが本題です。容量ごとに「まずこれ」と「用途によってはこれ」を挙げます。サイズは Ollama の公式ライブラリまたは Hugging Face 上の量子化版の実ファイルサイズです。

8GB

実際に使えるのは 5GB 前後です。

16GB

使えるのは 11〜12GB です。M6 の Mac mini の標準構成もここに入ります。

24GB

使えるのは 16〜18GB です。M5 Pro の Mac mini の標準構成です。

24GB は、密な 27B が「ぎりぎり載る」容量です。これからコーディング用途で買うなら、32GB 以上をおすすめします。

32〜48GB

ローカル LLM でいちばん満足度が高い帯です。ここから「速い MoE」と「賢い密モデル」の両方が選べます。

64GB

96〜128GB

M5 Ultra の最小構成(96GB)、M5 Max の Mac Studio と MacBook Pro の最大構成(128GB)です。

同じ 100GB 前後の容量帯でも、96GB の M5 Ultra(1.2TB/秒)は 128GB の M5 Max(614GB/秒)より約 2 倍速く生成します。載せたいモデルが 60GB 程度に収まるなら、容量より帯域を優先するのが得策です。

256GB(M5 Ultra)

512GB(M5 Ultra、10 月下旬出荷)


6. ツールの選び方

Ollama:まずはこれ

Ollama は 2026 年 3 月の 0.19 で Apple Silicon 向けに MLX をプレビュー導入し、9 月 25 日の 0.40 から 対応しているモデルは自動的に MLX で動く ようになりました。Qwen3.8、Qwen3.6、Qwen3.5、Gemma 4 などが MLX の対象です。

# インストール(Homebrew の場合)
brew install ollama

# 32GB 以上なら
ollama run qwen3.8:27b

# 速さ優先の MoE(48GB 以上推奨)
ollama run qwen3.6:35b-a3b

# 16GB なら
ollama run gemma4:12b

コマンド一つで動き、OpenAI 互換の API もそのまま立つので、エディタやエージェントからつなぐ用途にも向いています。

LM Studio:画面で選びたいなら

GUI でモデルを探して、量子化の種類やパラメータを見比べながら試せます。Mac では MLX のエンジンを選べるので、速度面で Ollama に劣ることはありません。

mlx-lm:いちばん素の MLX

Apple の MLX をそのまま Python から使います。新しいモデルの MLX 版は、まず Hugging Face の mlx-community に上がることが多く、Ollama より早く試せます。なお mlx-lm で動かすと文章専用になるので、画像入力も使いたいときは mlx-vlm 用の版を選んでください。

pip install mlx-lm
mlx_lm.generate --model mlx-community/Qwen3.8-27B-4bit --prompt "こんにちは"

llama.cpp:MLX が未対応のモデル用

新しい構造のモデルは、MLX の対応が後回しになることがあります。そういうときは GGUF 形式の量子化版を llama.cpp で動かします。M5 Pro で同じモデルの MLX 版が GGUF 版より生成で 4 割ほど速かったという測定もあるので、MLX 版があるならそちらを優先してください。


7. はまりやすい点

  1. 「載った」と「使える」は違う。 6〜7 割の目安を超えると、文脈が取れない、ほかのアプリが落ちる、急に遅くなる、が起きます
  2. リポジトリ名や「実効」の数字でサイズを判断しない。 「4GB」と名の付いたモデルが実際は 6GB あったり、「実効 2B」のモデルが 4GB 超あったりします。必ず実ファイルのサイズを確認してください
  3. MoE は低ビットの量子化に弱いことがある。 どのエキスパートを使うかの判定がずれて、密モデルより品質が落ちやすい傾向があります。メモリに余裕があれば、MoE は 4bit より 5〜6bit を選ぶと安定します
  4. M5 Max の GPU コア数を確認する。 32 コアと 40 コアで帯域が 460GB/秒と 614GB/秒に分かれます
  5. ライセンスは一つずつ確認する。 Apache 2.0 や MIT のほかに、NVIDIA の OpenMDW、Qwen Community、売上の規模で別契約が必要になる Muse Model License などが混在しています。商用で使うなら、使う版の LICENSE を必ず読んでください
  6. 新しい構造はランタイムの対応待ちがある。 公開直後のモデルは、MLX や llama.cpp が対応するまで数日〜数週間かかることがあります。動かないときは、モデルではなくランタイムの版を疑ってください

まとめ:迷ったらこう選ぶ

手元の Mac まず試すモデル
8GB Qwen 3.5 4B、Gemma 4 E2B
16GB Gemma 4 12B(QAT 版)
24GB Qwen3.8-27B 4bit(短い用途向け)
32〜48GB Qwen3.8-27B(賢さ)/ Qwen3.6-35B-A3B(速さ、48GB 推奨)
64GB Qwen3.8-27B 8bit
96〜128GB Nemotron 3.5 Super VL 120B-A12B
256GB GLM-5.3-Flash、Qwen3.8-Flash-Next
512GB DeepSeek V4.1-Flash

これから買うなら、目安は次の三つです。

いちばん大事なのは、ツールより先にモデルの大きさを Mac に合わせること です。大きなモデルを極端に量子化して押し込むより、メモリに見合ったモデルを適度な量子化で動かすほうが、たいてい良い結果になります。


参考資料

Mac のハードウェア

モデル(公式リポジトリ)

量子化版のサイズ

ベンチマーク(公式モデルカード)

ベンチマーク(第三者)

ランタイムと実測

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