起業時の仲間の見つけ方について

テック系のベンチャーにおいて、最もよい起業の方法は優秀なエンジニアがチームを作って起業することです。エンジニアであればアイデアをすぐに形にできますし、バーンレートも低く抑えることができます。バーンレートが低ければ、時間が許す限りアイデアを試して成功へと近づくことが出来ます。
あなたがエンジニアで学生であれば大学内で、働いているのであれば職場や社外のテック系のイベントで仲間を見つけることが最も良い方法です。

もしあなたがエンジニアでない場合に、テック系のベンチャー企業にとって、優秀なエンジニアは最も重要な要素です。これから起業を考えているのであれば、会社にエンジニアとして「採用」するのではなく、エンジニアに「創業メンバーの一人」として参加してもらう意識がとても重要です。そんな人は、通常の求人方法ではまず見つからないので、何らかの方法で彼らと「出会う」必要があります。

すでにエンジニア・コミュニティとの繋がりがないのであれば、まずは、ハッカソン・勉強会・カンファレンスなどに参加して、「エンジニアの知り合いを作る」あたりから始めると良いと思います。ハッカソンのようなインタラクティブな場であれば、エンジニアの実力を見ることも出来るし、自分のアイデアを披露して、「こんなプロジェクトに関わってみたい」「こんな人と一緒に働いてみたい」と思ってもらうことも可能です。

大切なことは、チャンスを見つけたら、自分の持つアイデアを包み隠さずに、熱く語り続けることです。自分のビジネスアイデアを熱く語ることは、資金集め・人材集めの両面でとても重要です。「アイデアを盗まれてしまう」と心配に思うかも知れませんが、重要なのはアイデアではなく、実行力であり、情熱であり、人材なのです。語っただけで簡単に真似されてしまうようなアイデアであれば、どのみち大きな価値を生み出すことは出来ません。