はじめは Claude Code だけでした。
そのうち Codex も入れて、片方が詰まったらもう片方に投げるようになります。だんだん両方を開いたままにして、気分で使い分けるようになる。
ある日、昨日の続きをやろうとして、片方では番号を控えていなかったことに気づきます。もう片方では控えてあったのに。
同じように使っていたつもりでした。
続きから始めるときの違い
作業を途中でやめて、あとで続きから始めたいことがあります。どちらにも再開の仕組みはありますが、番号を誰が決めるかが違います。
Claude Code は、こちらが決めた番号を受け取ります。起動するときに --session-id で渡すと、その番号で記録してくれます。あとで同じ番号を --resume に渡せば続きから始まります。
Codex は、自分で番号を決めます。rollout という記録ファイルを作って、そこに自分の番号を書きます。続きから始めるときは resume という命令にその番号を渡します。
違いは、外から管理する側に出ます。こちらが番号を決められるなら、起動する前から「この作業はこの番号」と決めておけます。向こうが決めるなら、起動したあとで番号を探して、こちらの管理表と結びつける手間が要ります。
承認の扱い
どちらも、コマンドを実行する前に聞いてきます。ここに大きな差があります。
Claude Code には、聞かずに進める起動方法があります。--permission-mode を渡せば、確認を省けます。
Codex には、これにあたるものがありません。MCP サーバーごとに自動承認する設定はありますが、全体をまとめて飛ばす方法は渡されていません。
Codex は、並列で動かすと必ずどこかで止まります。止まること自体は安全のための正しい動きですが、並べて使うなら、止まったことに気づく方法を先に用意しておく必要があります。
何を記録に残すか
作業の様子をどこまで外から見られるかも違います。
Claude Code は、どのツールをいつ呼んだかを記録に残します。ファイルを読んだ、コマンドを打った、という一つ一つが追えます。選択肢を出して人に選ばせたときの記録も残ります。
Codex は、作業の区切りを残します。始まったことと終わったことは分かります。その間に何をしたかが使える形で残っているかは、調べていません。
細かく追いたい用途なら Claude Code のほうが情報があります。終わったかどうかだけ分かればよいなら差は出ません。
お金の見え方
使った量については、どちらもトークンの数を記録しています。残りの枠がどれくらいかも、どちらも分かります。
金額が出るのは Claude Code だけです。金額を出すには、使ったトークン数のほかに、モデルごとの単価の表が要ります。この表を持っているのが片方だけ、ということです。
並べて動かす
ターミナルを分割して両方を立ち上げれば、並べること自体はできます。tmux で分ければ、閉じても消えません。git の worktree を切れば、同じファイルを取り合うこともありません。
面倒になるのは、数が増えてからです。Claude Code が3つと Codex が2つ走っていると、どれがどちらで、どれが止まっているかを覚えていられません。
MulmoTerminal は、両方を同じ枠組みで扱います。
npx mulmoterminal@latest
ブラウザが開いて格子が出ます。枠ごとに Claude Code か Codex かを選べて、どちらも同じ色の規則で状態が出ます。終わったときと、人を待っているときで音が違います。
ただし、できることが完全に同じになるわけではありません。上に書いた差はそのまま残ります。ツールの履歴は Claude Code の枠にだけ出ますし、金額も Claude Code の枠にだけ出ます。道具の差を隠すのではなく、同じ画面で見えるようにしてあるだけです。
使い分け
両方を並べて使った上での、いまのところの印象です。
Claude Code は、様子が細かく見えます。長い作業を任せて、あとから何をしたか追いたいときに向きます。承認を飛ばせるので、並列で放っておく用途にも向きます。
Codex は、止まって聞いてきます。これは並列には不便ですが、勝手に進んでほしくない作業では、むしろ安心できます。本番の設定を触るときなどは、聞いてくれたほうがよいです。
同じ仕事を両方に投げて結果を比べる、という使い方もできます。並べてあると、これが手軽になります。
まとめ
Codex と Claude Code は、ターミナルで動くという点は同じですが、番号を誰が決めるか、承認を飛ばせるか、何を記録に残すかが違います。
片方だけ使っているうちは、その違いが普通に見えます。並べると、どちらの作法なのかが毎回問われるので、違いが順番に出てきます。
- MulmoTerminal —
npx mulmoterminal@latest - 対応表の原文


