Claude Squad は Claude Code / Codex をTUI で並列実行するツールです。tmux と git worktree を内蔵し、Terminal の中で完結します。SSH 下でも軽く、GPU もブラウザも要りません。
MulmoTerminal も目的はかなり近いです。tmux と git worktree で複数エージェントを回す発想は同じ。
違うのは、見え方と対象範囲です。
Claude Squad の強み
- TUI: ターミナルの中で完結する
- SSH 下でも軽い: ブラウザも GPU も要らない
- tmux と git worktree を内蔵: 複数セッションを別ブランチで並列
- シンプルなキーバインド:
n(new)、r(resume)、q(quit)
開発サーバ上で SSH 越しに Claude Code を 3-5 体回したいという用途では、Claude Squad は現時点で最良の選択肢の一つです。
Claude Squad の制約
TUI 由来の制約があります:
- 1 体ずつしか見られない: 画面は 1 枚なので、拡大 → 戻る → 別のに拡大 の繰り返し
- ブラウザが前提の機能は使えない: 画像の表示、HTML レンダリング、動画
- スマホから使えない: 席を立つと操作できない
- 通知音が鳴らない: Terminal の bell に依存するが、
iTerm2などで無効にしていると気づけない
Claude Code / Codex が「GUI ツール呼び出し」でキャンバスに図を描いたり、Collections でデータアプリを作ったりする機能は、TUI では表現できません。
MulmoTerminal の立ち位置 — ブラウザで同じ発想を広げる
MulmoTerminal は Claude Squad と同じ発想(tmux + git worktree)をブラウザで提供します。グリッドで複数のライブ画面を同時に見られます。

複数のライブ画面を同時に
TUI の 1 体ずつ切り替える制約を外します。
- 1 ページ最大 9 セル、あふれるとページが増える
- 拡大したセルの横に、他のセッションのロスター(1 行サマリー)
- セル同士は裏で tmux なので、永続化は Claude Squad と同じ
GUI ツール呼び出しが使える
Claude Code や Codex のツール呼び出しが、ブラウザ上に 図・フォーム・画像・HTML・動画・スライド・コレクション・会計 として描画されます。TUI では表現できない部分です。
スマホに通知が飛ぶ
席を立っていても、スマホに Web Push。移動中にスマホから返事ができます。Claude Squad には無い経路です。
会話ペイン
拡大中セルの会話をターン単位で、Markdown レンダリング付きで横に表示できます。alt screen の Claude セルで「流れて消えた分」も、エージェントの transcript から直接読めます。
どちらを使うべきか
| 作業 | 使うもの |
|---|---|
| SSH 下の開発サーバで、Terminal だけで完結させたい | Claude Squad |
| GPU のない軽量な VPS で複数エージェントを回したい | Claude Squad |
| 複数のライブ画面を同時に見ながら監督したい | MulmoTerminal |
| GUI ツール呼び出し(図・画像・HTML)を使いたい | MulmoTerminal |
| スマホから操作したい | MulmoTerminal |
| 会話ペインで Markdown レンダリングを読みたい | MulmoTerminal |
併用できる?
技術的にはできます。tmux ソケットがぶつからなければ、同じマシンに両方入れて使い分けられます。ただし同じ Claude Code セッションを同時に 2 つのツールから resume することはできません(Claude Code 自体の制約)。
実際には、開発サーバ側で Claude Squad、ローカルで MulmoTerminal のような使い分けが多いでしょう。
試す — 1 行で起動
npx mulmoterminal@latest
ブラウザが開いて http://localhost:34567 が表示されれば成功。必要なもの:
- Node.js 22.12 以上
- Claude Code CLI(Claude 有料プランか API 契約)
- tmux(推奨 — セッション永続化のため)
- git(並列隔離を試す場合)
Claude Squad を使っていた方は、既存の worktree と Claude Code セッションはそのまま再開できます(ディスク上のトランスクリプトを resume するだけ)。移行作業は不要です。
詳細は MulmoTerminal 完全ガイド か、公式ドキュメント へ。
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Singularity Society はテクノロジー集団として、MulmoClaude / MulmoCast / MulmoTerminal を同時に開発し、エンジニア・起業家向けの実践プログラム BootCamp を運営しています。


