サンノゼで開かれたVisionProハッカソンに参加しました！

こんにちは、Teegarden開発者のとうです。

サンノゼで開かれた3日間のVisionProハッカソンに参加してきました。参加者100人越えのきっと世界初でこれまで最大のハッカソンです。

SingularitySocietyの第一回Bootcamp最終発表会の直後で、中島さんから受けた「VisionProが出たばかりで可能性を皆さんが探っている段階だけれど、これだと新しいガジェットで遊んでいるように見受けられ、具体的に何の問題点を解決しているか分からない。」という痛い所を突かれたコメントに対して、「悔しいが、その通りだ。」と感じ、改善の仕方を考えている所にやってきたイベントでした。

初めてのハッカソンへの参加でしたが、これ以上の初体験は無いとほぼ確信できるほどに素晴らしい時間でした。情熱ある参加者達とそれを受け入れる温かい主催者らから成る熱気あふれる場に、気付かないうちに自分のギアもどんどん上がっていきました。何より今回はチームワークが間違いなくこれまで自分が経験した最高の物の一つでした。台湾系アメリカ人で開発者のSam（サム）とアメリカ人で映像制作者のMatt（マット）の三人で、自分とサムは開発を、マットはその成果物をできるだけ視覚的に魅力的に伝える映像作りと、役割分担して取り組みました。

全員のモチベーションが高く、各々がアイデアを出しまくるので、自分はそれを何とか中島さんに言われた「どうこのアプリケーションを使うのか、それでどんな問題点を解決し生活を良くしてくれるのか。」という問いに答え得るものにまとめ上げることを常に頭の隅に置き、度々確認しながら進めました。

その結果うまれたのがこの新ホームページであり、動画です。アプリも数日のうちにAppStoreに提出する予定です。正直個人的な満足度は60％位(*1)ですが、発表の際にデモ動画を見せ終えた時の大きな歓声には感動しました。異なる能力を持った人が集り一つの物事に励めば、こんなにも一人を遥かに上回るアウトプットが出せるんだと、改めて身に沁みました。

MostUsefulApp（最も役に立つアプリ）の賞もいただき、AppleAirTagなどの賞品をみんなで分けたのも嬉しかったのですが、この二人に出会えてこんなにも濃い時間を過ごせたのが、何よりのご褒美でした。

微調整をして、使えるものとして、発表を見て歓声を送ってくれた方々にアプリを渡せるようにいまもこの二人と協力しています。長い付き合いになりそうな予感がします。

一つ小さな峠を越え、点と点がまた一つ繋がった感覚です。ノートからPDFなどへ追加できるものを拡張すれば、当初のBookSPの構想をうまく実現できるでは！？など、と。また面白い更新ができるように励みます。

(*1) この訳は、これまでは自分がどんどんアイデアを出し、それ伝わるように丁寧に説明することに努めて来たのですが、良くも悪くも初めて、全員が「こうしたら楽しそう！ああしたら良くない？」と意見をこれでもかと出してくれたので、多少の妥協をせねばならなかったのです。文化の違いとグループワークの楽しさと難しさを実感した3日間となりました。

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